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2007年9月20日 (木)

報徳二宮神社のリニューアル

明治時代に建設された、由緒ある神社、報徳二宮神社、拝殿のリニューアルを行いました!この神社はなんとあの靖国神社とほぼ同じ造りで、二宮尊徳が奉られている歴史のある神社です。こんな由緒ある神社に手を施すなんて恐れ多くて、気後れしてしまいましたが、二宮神社報徳会館の草山支配人に、ニコッと笑顔で、かっこよくしてと言われてしまいましたので、この神社の伝統を汚さぬよう、照明デザインを行いました。。。

この照明デザインのポイントはなんといっても、照明を加えることによる人工的な感じを極力出さないことです。照明器具が見えないことはもちろんですが、歴史的な建造物ですから、照明による熱などの被害を建物に与える事は決してしてはなりません。光も自然な感じにしなければいけませんが、でも明るさは必要です。また、内装が古い木ですので、ただ照明を当てただけでは、光を反射しないので、光の色を古い木に上手くマッチングさせなくてはいけません。一般の建物の内装は白が多いので、ある程度に光を当てるとそれなりに良く見えるものですが、神社は古い木に加え、いろいろなお飾りがありますからそれも考慮に入れる必要があります。今回は、この拝殿の奥行き感をいかに人工的に見せないで醸し出すかが勝負でした。070718

縦の面への光で、天井の高さと奥行き感を柔らかく強調し、またスポットライトでいろいろなお飾りを照らし、拝殿内の彩りを整えました。入り口からは照明器具がまったく見えないように設計されています。これだけでもかなり厳かな感じが出てきたのですが、もっと効果的にするために、スピーカーとマイクを用い、残響を加え、あたかも大きな空間にいるような雰囲気作りをしました。この原理は、教会など、大きな空間で声を出すと、壁に跳ね返った音がすこし遅れて戻ってくるので、それで空間の大きさが感じられますが、それと同じような効果を出すために、マイクで拾った音を少し遅延させてスピーカーで拡声させます。テクニック的には目新しいものではないのですが、マイク位置、音の遅延の長さなど、上手く設計しないと非常におかしく聴こえてしまうので、以外と難しいのです。070719_model_1

工事屋さんの協力もあり、とても良い位置にマイクとスピーカーを設置することが出来たので、違和感が無く聴こえ、非常に効果的でした。

支配人にも非常に喜んでいただき、とても良いリニューアルになりました!!!Photo

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とてもかっこいい神社です(笑)結婚式は是非是非!二宮神社報徳会館へ!!!

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