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2009年3月14日 (土)

桑沢デザイン研究所卒業制作展示

私が臨時講師をやらせていただいている桑沢デザイン研究所の生徒達の卒業制作の展示会に行ってきました。さすがといいますか、さすが桑沢、レベルが高いです。そのままプロとして十分通用するようなデザインがとても多かったです。01 02

なかなか良く考えられており、このペットボトルの洗浄器はこのまま製品化できそうなレベルでした。   

これからは日本も大学やデザイン学校に仕事を頼む日も近いのではないでしょうか?たしかに学生は実体験には乏しいですが、経験が無いからこそ大胆な発想も出来るのです。当然学生ですから、デザイン費用も微々たるものしか、かかりません。幸い、日本の施工者のレベルは世界トップレベルですから、学生のデザインくらい簡単に再現してしまうでしょう。(実際にはプロとして仕事をしている人でも建築の知識が乏しい人もかなりいます・・・) 有名どころに頼んで、逆に気を使って・・・・・そんなナンセンスなことはもう辞めてしまって、学生を使って、安く、そしてかっこよくするのも新しいデザインの方法とも思われます。デザイナーはやはり一般の商品や商売と同じで賞味期限があります。普通は4~5年、長くて10年くらいのものです。何年も一人のデザイナーの発想が何年も続くことはありえないのです。デザイナーを起用する側もそこのところをよく踏まえて、上手くデザイナーを使ってくださいね。

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ライティングフェアへ行ってきました。

3月3~6日、東京ビックサイトでライティングフェアがあり、行ってきました。Photo Photo_2

どこの会場もLED一色で、省エネばかりで、はっきりいえば、面白いものは無かったです。まあこれも時代の流れなので致し方ないですが・・・・・。LEDは一般的には長寿命で省エネといわれていますが、実はそれほど長寿命ではありません。たしかにダイオードの電子部品のところは半永久の寿命なんですが、そこから電子を受けて発光するシリコンの部分の耐久性が低いのです。それが経年劣化で曇るので、それでLEDが経年で暗くなっていくのです。また、そのシリコンの発光体が、どうしても均一に製造することが難しく、製造のロットで、発光する色にばらつきがでてしまうのです。他の電球では見られない、致命的な弱点もあるのです。Led Led_2

ですので、照明器具メーカーでは、LED素子そのものは外部から購入するしかないので、その色を均一にすることはとても困難なんです。そんな中で、ランプメーカーがLEDの開発を始めました。ランプメーカーはそのLED素子自体を作りますから、色のばらつきは当然考えるでしょうから、これからが期待でしょう。ランプメーカーが作れば、今までのランプと同じ形状になり、既存の照明器具でもそのまま使えるようになるでしょう。今回のフェアでもウシオライティングがそのような製品を展示していました。Ushio_led_lamp

LEDはどちらかというと、ベースダウンライトのような、色のばらつきに弱いものや、大量に必要な製品では効率が悪く、あまり適合しません。それよりも、小さい、熱があまり出ないなどのメリットを生かした製品のほうがこれからは伸びるのではないでしょうか?そのような商品も展示されていました。Led_3

LEDのペンダントライトですが、これはLEDでなければ実現しません。普通の電球では熱の問題でこのようなフォルムにはなりえません。こういうものこそLEDにするべきでしょう。いまは省エネブームですから致し方ありませんが、もうあと何年かすると、LEDもいまのようになんでもかんでもLEDではなく、ちゃんとしたLEDの特性を生かした使われ方に変わっていくでしょう。白熱ランプもっともっと効率がよくなっていくでしょうから、そうしたら蛍光灯やLEDとなんら変わらなくなります。白熱ランプは悪者になっていますが、廃棄処分にしたときに、有害物質がでないのですね。蛍光灯は水銀がありますし、LEDはプラスチックが出ます。廃棄のことまで考えると、いくら電力が少なくても、処理するエネルギーのほうが大きければ、なんにもなりません。そこまで考えて省エネを考えるべきでしょう。

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LEDを使ったアイデア製品も見つけました。一つは誘魚灯で、水の中で使うには熱があると魚が逃げてしまいますから、これをLEDで作り上げたというのは、いいところに目をつけたものです。また、噴水にLEDを仕込んだものもありました。これはLEDの色変化とそのコンパクトなメリットを生かしています。とてもよい製品だと思います。Photo_5

LEDではないですが、変り種もありました。太陽光を集光してそれを照射するものです。まあ形は当然大きくなり不恰好ではありますが、考え方としては面白いですね。工場などでは形よりも効率重視ですからそのような用途にはとても良いのではないでしょうか?

あと、嬉しいことに森山産業が新しい、キセノンランプを展示してました。たしかに森山産業もLEDの製品を展示していましたが、それでもキセノンランプをまだまだ進化させていることはとても嬉しいことです。キセノンランプは長寿命(20.000時間)で色の特性がとてもよく、間接照明にはもってこいの照明で、私もよく使います。この色表現は、LEDはもちろんのこと、蛍光灯でも出せません。

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会場は建築照明のブースばかりだったのですが、その中で一つだけ、舞台照明のマーチンプロフェッショナルジャパンが展示していました。マーチンもこのごろは建築照明にも力を入れており、とても魅力的な商品が多いです。特に屋外用のライトアップの製品などは非常に良いものが多いです。私もよく採用いたします。コントローラーも充実しているのでデザイナーの要望を満たしてくれます。Photo_7 Led_4

まあ、今は不景気の真っ最中ではありますが、いつまでも不景気のままで未来永劫、暗くはありませんから、照明器具でも入れ替えて、気分だけでも明るくして、明るい未来へそなえましょう。

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