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2010年7月13日 (火)

LEDの嘘

省エネ、エコと騒がれているLED照明。しかし、はたして本当に省エネなのでしょうか?まず、消費電力。、よく40W相当とかありますが、そこでみんな騙される。実はそこではなく、ルーメン数、光束といいますが、光の量の数値を見ると、同じ40W相当の白熱ランプが490ルーメン、消費電力は36W、LEDは180ルーメンで、消費電力は3.5W。LEDは実は光の量は1/3程度しかないのです。たしかに消費電力は白熱電球の1/10ですが、同じ光量にすると、10.5Wになりますので、1/3程度しか実は省エネではありません。蛍光灯型の40Wでは485ルーメン、消費電力は8Wですから、どう頑張ってもLEDは蛍光灯にはかなわないのです。蛍光灯のほうがずっと省エネで、しかも安い!LEDは1/3程度の光量でがまんして、始めて蛍光灯よりも省エネになるのです。しかし、LEDランプは高額なので、まったく省エネとはいえません。寿命が長いといっても、実はだれも4万時間のテストが出来ていません。これは理論値で、実際にこれだけ長く寿命が保つなど、だれも保証できないのです。ましてや、パワーLEDと呼ばれるものは、電流を流しすぎてますから、すごい発熱をします。だからすごい大きなアルミの放熱器を付けているのですね。1/3程度の光量でも、実際は蛍光灯よりも熱いのです。それだけ効率が悪いということなのです。

今、悪玉にされている白熱電球ですが、実は調光器を付けるだけで寿命は2倍以上に延びます。15%の調光で4倍になります。2000時間(よくLEDの比較で白熱ランプは1000時間とありますが、今は2000時間まで寿命がアップしています)ですから8000時間、15%程度の調光では、ほとんど視覚的に光量は落ちません。ましてや50%調光をすると、条件にもよりますが、10~20倍に寿命が伸びるのです。10倍で2万時間、20倍なら4万時間です。LEDよりは確実にこの寿命まで伸びます。(調光器など、とても安いものです。)

また、ランプを廃棄した時の廃材ですが、白熱電球はガラスと銅、すず、鉛、それにタングステンですから、そのまま融かせて再利用できます。蛍光灯は通常の蛍光管なら同じく再利用可能です。しかし、蛍光灯電球型はガラスにプラスチックなど、いろいろな環境に悪い廃材が出てしまいます。ましてやLED電球はそれに高価なアルミなど、分解するには非常に手間で、焼却するわけにもいかず、廃棄は非常にやっかいです。

電力で省エネになるとはいいますが、ホテルで、照明として使われている電力は、実は総消費電力の15%程度でしかありません。冷暖房や冷蔵、冷凍庫の電力のほうがはるかに大きいのです。そんな程度のものに、多大なコストをかけてLEDに入れ替えるのもどうかと思います。消費電力よりも、ランプ交換のコストが実はずっと大きなコストになるのです。LEDはどうしても光の成分が少ないので、雰囲気が悪くなります。蛍光灯にしても、やはり白熱電球の雰囲気は出せません。そんな雰囲気を壊してまで、「エコ?」といわれるブームみたいなものに乗っかるのはいかがなものでしょうか?

LEDは日進月歩で、すぐに新製品が出て、昨年のものでも、もう同じものはありません。交換しようと思っても、同じものがないのであれば、全ての電球を交換しなくてはおかしくなります。また、新品とは明るさが極端に違うので、ランプひとつだけ交換ということも雰囲気的にできません。蛍光灯電球も、ひとつだけ新しくすると、明るさがぜんぜん違うのでやはり全数交換しなくてはなりません。白熱電球はひとつだけ交換しても違和感はありません。ましてや白熱電球はLEDの1/20以下、蛍光灯の1/10以下の値段です。それも簡単にどこのお店でも手に入ります。

さて、いったい、どちらが本当に省エネなんでしょうかね?

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コメント

LED電球にしろ、蛍光灯、白熱灯にしろランニングコストのみならず、開発コストや製造コストも考慮しないとおかしいですね。導入時の作業コストも計算して、どこが損益分岐点なのかというのを見ないで、エコというのは雰囲気だけに終わってしまいそうです。

どうも、ジャーナリズムの怠慢を感じる震災後です。(前からか)

投稿: netdandy | 2011年7月 1日 (金) 11時49分

電球のソケット同じものならまたでますよ。

http://www.superdelivery.com/p/r/pd_p/2168242/
これ698円で売ってたので、これを三つつけて
21Wでやってますが、明るいですよ。

投稿: e26そけっとLED | 2011年7月 2日 (土) 21時00分

本文の具体的な製品を名指しで
実験されてないので
信憑性0ですよ。

大丈夫ですか?

投稿: e26そけっとLED | 2011年7月 2日 (土) 21時03分

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